今この記事を書いているのは4月後半、今か今かと春ヒラメのシーズン開幕を待っていますが、その前にサーフで欠かせない道具の新調をしました!
それはゲームベスト。私は安全と快適性のためにサーフフィッシングでは必ずフローティングベストを着用していますが、今回約2年間使用していたRBBのゲームベストがボロボロになってしまったので、同じくRBBの2021年春の新作を購入しました!
それに伴い前のゲームベストからポーチ等を新しいベストに移行したのですが、少し前からサーフゲームの快適性向上のため「ロッドホルダー」もベストに取り付けしており、それも新しいベストに装着させたので今回この記事でその方法や有用性を紹介したいと思います。
ロッドホルダー装着の経緯と理由
サーフで釣りをしていると両手を使いたい時が往々にしてあります。
例えば、小休止で食事や飲み物を取る時や、スマホで時間や潮汐を確認する時、ラインの結束やルアー交換時など理由は様々です。
そのために、私も含めほとんどのサーフアングラーが取る手段としてベスト正面と身体の間にできる隙間にロッドを挿していると思います。
遠州サーフの釣行において、私が使用していたロッドは主にSHIMANOのシーバスロッドLUNAMISでしたが、現在はEXSENCE∞となっています。
このロッドもこれまで同様にルアー交換時等はその隙間に挿していましたが、釣行2回目ほどで、気になることを発見してしまいました…
通常のロッドはリアグリップがEVAで覆われているものが一般的ですが、エクスセンスのロッドは軽量・高感度のためにカーボン一体成型リアグリップ(カーボンモノコックグリップ)が採用されています。
釣行後いつも通りロッドを洗い布で拭いているとそのカーボンモノコックグリップが縦にいくつかの傷が入っていました…心当たりは一つしかありません。
ゲームベストと身体の間の隙間に挿しこむ際にファスナーやバックル等の金具にあたり傷が入ってしまったようです…(○にたい)…..
…と落ち込んでる場合ではありません。やってしまったものは仕方がないので対策を行うことに。
ちなみに今回の件で意識したのですが、ゲームベストと身体の隙間にロッドを挿し込む行為は上記以外にもタックルに対してダメージを与えるいくつかのリスクがあると考えられます。
①ファスナーやバックルなどによるロッドグリップへの傷等のダメージ
②ファスナーやバックルなどによるリールフットへの傷等のダメージ③ロッドを挿したまま移動やしゃがむことで、ベストと身体に挟まれロッドに対し圧がかかる(可能性)
④身体にロッドが密着するので、不用意にラインに触れてしまいダメージを与える(可能性)
以上の点を踏まえ、今後のサーフゲームの快適性と安全性のため、ロッドホルダーを取り付けることにしました。
また、取り付けるにあたり
- ゲームベストに穴を開けたりするような手間がなく簡単に、
- ロッドホルダーを外せば元のゲームベストになるような方法を取ることに。
今年初めから色々試してみましたが、今の形に落ち着いたので次項で紹介していきます。
ロッドホルダー装着したベスト外観
ロッドホルダーを装着したのは『RBBウェーディングベストLIMITED(2021春夏モデル)』。
2つのルアーボックスポケットの間、さらに正確に言うと右のルアーボックスポケットの側面の位置にロッドホルダーが収まる形になっています。休憩や移動、ルアー交換時には従来通りおそらくこの位置がbestだと思います。
実際にロッドを挿すとこんな感じ。
ロッドホルダーによりロッドやリールフットのダメージはなく、またラインに関してもタックルが身体からある程度離れるため、不用意なラインへのダメージを極力減らせるのではないかと考えています。
そして、写真ではわかりませんがロッドホルダー下部も固定されているため、ホルダーが回転しタックルが落ちるということはありません。
装着方法
⓪用意する物
ここまでダラダラと前置きが長くなってしまいましたが、用意するのはこれだけ。
・アブガルシア ロッドホルダー
・ダイソー ネジ式タイプ カラビナ(キーリング付)(サイズ60mm3コ入り)
・ダイソー 結束バンド黒(耐候・耐熱タイプ)(25cm・20本)
〇ロッドホルダーに関して
様々なメーカーからロッドホルダーが販売されていますが、リールフット部をいれる溝が深いタイプが多いです。しかし、取付高さから深溝タイプは適さないということと、ロッドエンドをできるだけ保護するため、浅溝タイプであるアブガルシアのロッドホルダーを使うことに。
また、素材がEVAなのでベストを仕舞う時や、ベストのファスナーを開ける時にホルダーが曲がるので扱いやすいというのも選んだ理由です。
〇カラビナと結束バンド
ダイソーの100円商品です。
①ロッドホルダー裏上部のフックパーツにカラビナを付ける
カラビナ3つの内2つを使用し、写真のようにロッドホルダーに取り付けます。
②ロッドホルダーをカラビナでベストに止める
四角い赤破線にロッドホルダーを設置します。そのために、赤い丸のナイロンベルトの輪にカラビナを通し、ロッドホルダーを装着します。
③ロッドホルダー下部と水抜き網に結束バンドで固定(完成)
②のように上部に付けただけでは、タックルの重みでホルダーが回転しタックルが落ち破損に繋がります。
※販売されているほとんどのロッドホルダーはベスト脇のベルトに掛けたり通したりすれば装着完了というものがほとんどですが、その指定通りの方法だけでホルダーを装着しロッドを立てかけるとロッドの破損に繋がります。
一点だけで止めていると、そこを支点にタックルの重量でホルダーが回転しタックルが地面に叩きつけられるという恐ろしい仕様になっています。
そこで、ホルダーの下部とベストルアーボックスポケット下部の水抜き網部分を結束バンドで固定します。網部分にバンドを通し、結束。念のため2つで固定しました。
バンドの余計な部分をカットし、完成です。
※①一般的に白の結束バンドが多いかと思いますが、ダイソーには黒の結束バンドが販売しており、ゲームベストの色に馴染んでくれるのでおすすめです。加えて黒のものは耐候(※②)・耐熱のため、サーフフィッシングにはなおのこと良いのではないのかと思います。
※②耐候性 (たいこうせい)とは、プラスチックや塗料等の高分子材料が屋外で使用された場合に、変形、変色、劣化等の変質を起こしにくい性質のことです。
取付可能なベストについて
しかし、全てのゲームベストにおいてこの方法で装着できるとは限りません。
なぜなら、ロッドホルダーを上下部で二点止めする方法なので、その場所に止めるためイイ位置にベルトや環、水抜き網などが付いている必要があります。
(他メーカーのゲームベストも装着可能なものもあるかもしれませんが、)あくまで私が使用したRBBのゲームベストに装着するための方法になります。
まとめ
この方法でロッドホルダーを取り付けたゲームベストで1ヶ月以上釣行してみましたが、今までよりもスムーズに両手をフリーすることができ、サーフでの釣りの快適性が向上したのではないかと思います。ただ、さらにより良い方法があれば今後改良していくかもしれません。
また、前項であくまでRBBのゲームベストに装着するための方法と書きましたが、他のメーカーのベストでも使用できるかもしれませんし、さらに工夫することで装着できるかもしれません。色々試していただければ幸いです。
この記事は以上になります。
ご覧いただきありがとうございました。
補足(リールフットの保護)
ちなみに、リールフットの傷もロッドホルダーの使用でなるべく減ると思いますが、自分はさらに車用の傷防止シールを貼って二段階で保護してます。参考までに…