2022年の現代において、誰しもが所有する生活に欠かせない家電製品といえば『スマートフォン(スマホ)』でしょう。
電話はもちろん、メール・カメラ・SNS・音楽・インターネット…など様々な機能があります。さらに、アプリを追加していけばその可能性は無限大に広がるデバイスです。
釣りという分野においても、スマホは様々な恩恵をもたらしてくれます。
それは釣った魚の写真をカメラで撮れることはもちろんですが、潮汐や天候予報、SNSの釣果情報確認、仲間とのリアルタイムで連絡することもできるなど、私も釣行には必ず持っていきます。
ただ、スマートフォンは家電製品である以上、釣りといったアウトドアで使用する場合「水」や「粉塵」などにより故障するリスクを伴います。
スマホは人間の生活を大幅に向上させた高機能製品ですが、その分とても高額です。
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最近のスマホは防水性能や防塵性能が良くなっているとはいえ、それでも100%ではなく釣りでは海水に接触しやすいということもあり十分注意が必要です。
特に、より海の近くで釣りをするサーフフィッシングでは言わずもがな…
スマホ用のターポリンポーチを謳った製品もありますが、電話や写真撮影する時には結局スマホを取り出すので濡れた手や潮風にあたることになり、あんまり意味がないのではないかと思っています。
そこで、私は安心を担保するためにもスマートフォンには常に『スマホ防水ケース』を装着して釣行しています。
2年以上防水ケースを試してきましたが、故障することもなくスマホを使い続けることができています。
この記事では、スマホ防水ケースのメリットやおすすめの製品なども含め紹介していきます。
昨今のスマホの“防水”について(例:iPhone)
私はiPhone13proを所有しているのですが、
Appleが展開するiPhoneシリーズでは、XS以降のシリーズはIEC規格60529という国際規格に基づく「IP68 等級」に適合しています。
(特に、iPhone12、13については深さ6mまで最長30分間という条件下での試験をクリアしています。)
IP68等級とは?
IP(International Protection)とは、電気機械器具の外郭への異物、ホコリや水に対する保護性能を意味し、1つ目の数値が外来固形物に対する保護等級(0〜6)、2つ目の数値が水の侵入に対する保護等級(0〜8)を表します。
ご覧の通り、IP68は国際規格の保護規格において防塵・防水性能が一番上であることを意味します。
国際的な保護基準において防塵・防水ともに最高ランクに達しているiPhone13…
しかし、Appleの公式サイト上ではiPhoneに対し【防水】という言葉を使用しておらず、【耐水】という言葉に留めています。
というのも、アップルのHPには以下のような記載があります。
○防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。
○水濡れによる損傷を防ぐため、以下の行為はお控えください。
- iPhone を着用したまま泳ぐまたは入浴する
- iPhone に水圧が強い水や流速が大きい水をかける (たとえば、シャワー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフィン、ジェットスキーなど)
- iPhone をサウナやスチームルームで使う
- iPhone を意図的に水没させる
引用:Apple「iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について」
IP68等級に適合するiPhoneですが、日常の使用していく中で耐性が劣化するので水との接触は避けるべきとのことです。
(※ネットで調べるとiPhoneが完全防水と勘違いし、シャワーで洗い壊した例も見受けられました。)
耐水性能の試験もあくまで実験室という管理された状況下によるものなので、釣りやアウトドアでは極力、水や砂塵に接触させるべきではありません。
とはいえ、釣りする時はフィールドに持ち込みたい…
そこでおすすめなのが『スマホ防水ケース』となります。
耐水性能があるスマホに、さらにスマホ防水ケースを装着させておけば安心して釣りをすることができます。
次項では、このスマホ防水ケースを装着することのメリット、そしてデメリットについても併せて紹介します。
スマホ防水ケースによるメリット・デメリット
メリット
完全防水となる
適切な防水ケースを装着させれば、理論上は完全防水となります。
雨や波飛沫はもちろん、誤って海中に落としても内部に水が侵入することはありません。
完全防塵となる
適切な防水ケースを装着させれば、理論上は完全防塵となります。
砂や砂利の上に落としても、内部に砂塵などは入り込みません。
本体の保護(傷防止・衝撃吸収)
完全防塵により砂塵と接触しないので、スマホ本体には傷などは付きません。
スマホ防水ケースは耐衝撃性もあるので、ある程度であれば衝撃に強いです。
※ケース自体には傷が付く可能性はあります。
汚れたとしても、洗えば済む
釣行中に海水がかかったり、日常生活(例えば食事で)でケースが汚れても、内部に水は侵入しないので気にせず水道で洗って綺麗にしてしまうことができます。
水中の撮影ができる
(何かあっても自己責任ですが、)水中で撮影することもできます。
スマホ防水ケースによって完全防水・防塵という恩恵を得ることができますが、デメリットもいくつか発生します。
次項で具体的に紹介します。
デメリット
サイズが一回り大きくなる
ケースは防水・防塵・耐衝撃のため頑丈な作りになります。
仕方のないことですが、そのために持った感じは一回り大きくなります。
スピーカー音がやや小さく聞こえる
ケースがしっかりしている分、底部のスピーカー音量はない場合よりやや小さく聞こえるかもしれません。ただ、使用する分には問題はないレベルです。
気温の変化によりレンズ部分が曇ることが…
密閉性が高いため、時期にもよりますが寒暖差でケース内が結露しレンズ部分が少し曇ることがあります。電源部分のフタを開けて換気したり、気温が上がれば解消します。
スイッチ部分などが壊れやすい
押すタイプの電源・音量ボタンは壊れにくいのですが、
消音切替ボタンに対しては、画像のような回転式、あるいは傾けるタイプのような仕様になっています。
しかし、このタイプはいずれにしても頻繁に使用すると破損しやすい印象です。
一度位置を決めたらあまり動かさないようにしています。
前述したように、スマホ防水ケースにはデメリットも存在します。
そのうえで、他にも注意することがあるのでここで簡単に紹介しておきます。
○電源部分のフタの閉め忘れ
スマホ防水ケースには、電源ケーブルがさせるように開閉できるキャップがあります。充電が完了した後は忘れずにしっかりと閉めないと防水されないので注意が必要です。
○浮かばない
防水ケースも通常のスマホケースのように、水に浮かぶことはなく沈みます。
波打ち際でスマホを落としてしまい、引き波に持っていかれたら当然回収は困難です。落とさないように注意する、もしくは落下防止コードをつけるなどしても良いと思います。
○濡れた画面はタッチ操作の反応が悪くなる
通常のケースも一緒ですが、画面が濡れてしまうとタッチ操作の反応が悪くなります。服でささっと拭いても良いですが、ポケットティッシュなどがあれば水分をしっかり吸い取ってくれます。
おすすめのスマホ防水ケース
ネットで「スマホ防水ケース」と検索すれば、それこそ星の数ほど結果がでてきて何を買うべきか迷います(怪しい製品もちらほら見受けられますし)。
私が現在使用しているのはこちらの防水ケース、
楽天で購入したLOOFの『Waterproof Series iPhone用 防水ケース』です。
360度全面保護しており、耐衝撃性に優れたTPU素材(※)と頑丈なPC素材(※)でできています。(※TPU(熱可逆性ポリウレタン):硬く衝撃吸収性があり。熱には弱い、化学薬品、紫外線で変色、※PC(ポリカーボネート):耐衝撃性、透明性、耐候性に優れる。化学薬品・傷に弱い)
防水性・防塵性・耐衝撃性に優れたスマホ防水ケースです。
スマホ防水ケースを調べると、『LIFEPROOF』というアメリカのメーカーが必ず出てくると思います。
全米売上No.1で非常にタフということで、当時iPhone8用のケースを購入し使用しました(下はiPhone13pro用)。
LOOFのケースが約2,000円に対し、こちらのケースは約10,000円しました(!)。
というのもこれには理由があって、端末保証サービスというものがあり破損など異常があれば新品と無償交換してくれるサービスがあるからです。
購入して2ヶ月後、早速、消音切替ボタンが破損しました。
すぐにボタンが破損してしまいましたが、端末無償サービスで新品が送られてきました。
次は、消音切替はなるべくしないようにスマホを使いつつ、1年と約3ヶ月使い続けました。
前・中盤は問題なかったですが、後半は縁の素材がどんどん剥がれ、最終的にホームボタンのフィルムが破れて防水性能が破綻したので使用を終了しました。
上記のLIFEPROOFの件もあったので、どんな防水ケースも劣化が進みいつかは破損するという前提で、現在は高い製品は購入せずに安いものを購入し、壊れたら買い換えればいいという考えでスマホ防水ケースを使用しています。
※今の時点で、半年間LOOFのスマホ防水ケースを使用してきましたが、素材やケースの構造的にLIFEPROOFのように縁の剥がれやフィルムの破れは起こりにくそうです。
今のところ全く問題ないので今後も使用していきます。
まとめ
スマホ防水ケースについて紹介させていただきました。
特に海に近い、サーフアングラーは必須のアイテムなのではないでしょうか。
高額なスマホを守るためにも使用をおすすめします。
この記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
同じことをされる場合、自己責任でお願いいたします。