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【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話
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前々回の記事で、昨年に静岡県の遠州サーフにおいて初めてオオニベを釣った話を書きました。

サーフの怪魚『オオニベ』が釣れた話 in遠州 ①
【前編】サーフの怪魚『オオニベ』が釣れた話 in遠州 ~狙うきっかけから決意~昨年サーフアングラーの夢の一つ『怪魚オオニベ』を静岡県の遠州灘サーフで釣ることができました。オオニベを狙うきっかけから釣り上げるまで、タックルやルアー、ポイントや時期、釣り方などを含め記事にしました。【前編】...
サーフの怪魚『オオニベ』が釣れた話 in遠州 ②
【後編】サーフの怪魚『オオニベ』が釣れた話 in遠州 ~準備から、釣り上げるまで~前回、謎の巨大魚のバラしからオオニベを本気で狙うことを決意ッ...!この記事では遠州灘サーフでオオニベを釣り上げるための準備から実際のキャッチまでを書きました。記事の中には実際のタックルやルアー、狙うべきポイントや釣り方、心構えなどを簡単にですが解説しています。【後編】...

しかし、そのオオニベを釣った約1ヶ月後、とんでもないサイズのオオニベを釣り上げてしまいました。そのサイズは、なんと全長148cm、重量26.5kg
前回釣ったオオニベとは比べ物にならないサイズで、真の”サーフの怪物と呼ぶにふさわしい怪魚でした。
この怪物を釣るまでの数日間に渡る釣行を記事にまとめました。

サーフで起きた奇跡

管理人は昨年11月にメーターオオニベ(103cm、10kg)を釣ることができましたが、自分としては十分満足し、再びサーフフラットゲームに戻っていました。
その頃は10月と比べ、行けば必ず釣れるということは無くかなり場所がシビアになっていた印象でした。しかし、要所要所でベイトが溜まる場所があり、時合とその場所が合えば魚からの反応を得ることはできました。

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話前日に釣れたマゴチ

このタイミングで、釣り仲間である六畳一間の狼のハヤマさん、釣りジャックのICHI-LOWさん、Pmanさんと釣行することになりました(なぜか、SUUさんと井熊プロがいない珍しい釣行笑)。【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

釣れない1日目

この日入ったサーフは、地形はあまり良くはないですが、ベイトが溜まり前日もマゴチが釣れたエリア。当日も変わらずベイトの生命感で溢れていました。
一瞬サワラやシーバスが入り込んできたものの、特に全員反応を得ることなく場所の変更をすることに。
移動後のエリアも波打ち際で小型のベイトが溜まり、時折何かしらのボイルが起きていました。管理人自身もシンペンでバイトをもらうも乗らず…ハヤマ氏が舌平目を掛けますが午前中の釣行は終わりました。【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話管理人とPmanさんは仕事のためサーフを後にしましたが、イチロウさんとハヤマさんは午後も夕まずめからサーフに釣行。
散々投げ倒した後、隣のアングラーの方々がヒラメをヒットさせていたそうです。その枚数なんと計3枚…
周りが釣れているのに、自分たちが釣れない辛い一日目の釣行となりました。

明暗分かれた2日目

翌日、複数のヒラメが出たサーフに朝まずめ釣行。
早めに着いた管理人は暗いうちからルアーを投げ、他3人の到着を待ちました。
しかし、サーフにきたのは釣りジャックのイチロウさんのみ。Pmanさんが経営するペンション「The Green Room INN」にイチロウさんとハヤマさんは宿泊し、釣行の疲労と晩酌により、ハヤマさんとPmanさんはくることができず…
イチロウさんも大分弱っている様子でしたが、とりあえず2人で釣行。1日目魚は釣れなかったが果たして…

太陽が昇る前の薄暗い時間にその時はきました。管理人の右側で釣りをしていたイチロウさんの竿が突然ぶち曲がりました。上がってきたのは…43cmの見事なヒラメ!!
【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話ついに追い求めていた魚がっ….!
これで終わらないのが奇跡担当イチロウさん、立て続けにワカシ、クロダイを釣り上げました!!【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話遠州サーフで一番朝日が似合う男

全て口にしっかりとフックが掛かっており、初めて釣ったサーフチヌを含めサーフ三魚種を達成!!!
ルアーはすべてJackson Athlete+105FVG(カラー:メッサメッキグロー)によるヒットで全てガッツリフックが口に刺さっていました!

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話チヌの口のアスリート+105FVGと、奇跡担当

苦しい1日目を経て最高の釣果を達成、イチロウさん本当に嬉しそうでした!そんなイチロウさんを見て管理人もとても嬉しかったです!
しかし、本当の奇跡は終わっていませんでした!さらにミラクルヒット!上がってきたのは…マゴチ!なんとサーフ四魚種を達成してしまいました!!!!

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話水の呼吸 壱の型 流石四連

今までサーフで釣行してきてサーフ四魚種なんて初めて見ました。
ちなみに約1時間の出来事です。

個人的にですが最後にマゴチが上がってきたのはエモかったです。
イチロウさんにとってマゴチという魚は仙台遠征時、一人だけ釣れることができなかった因縁の魚。その後、なかなか釣れない期間が続きましたが遠州サーフに釣行し、久々に釣れた魚がマゴチだったということもありました。
管理人は今回魚を釣り上げることができませんでしたが、こんな瞬間に立ち会えたことは本当にありがたいことでした。

明と暗(天国と地獄)

かつてない釣果を達成した釣りジャック・イチロウさんは天にも昇る気分でしょう。

それに引き換え私の方はというと…
イチロウさんと全く同じルアーを使用し、2回もヒットしてくれたにも関わらず、私のポンコツファイトでバラシてしまいました…
ドラグ設定に関しても、これまではドラグチェッカーでしっかり測っていたのに当時はなあなあにやっていました。完全に慢心、私自身の甘さが招いた結果です。

また残りの二人も遅れてサーフにきましたが、すでに後のお祭り…
このサーフにおいて完全に明と暗が分かれていました。
【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

負け犬どものナイトサーフ

遠州サーフで大釣果をたたき出したイチロウさんに対し、戦場で負けたもの・戦場に立つことすらできなかった、言わば負け犬のメンバーでいい魚が出るまでサーフに釣行し続けることになりました。そして日陰者は暗闇がお似合いということで、一発凄い魚を求めてナイトサーフへ…

ちなみに、この3人で何気ない会話をしている時に、このブログ名にもなったSurfZombie(サーフゾンビ)の名前が生まれました笑
「夜な夜な魚を求めてサーフを彷徨って、なんかゾンビみたい…サーフゾンビだな!」みたいな感じだったと思います。
夜中で変なテンションだったので、魚が釣れたら昇天するとか、ボウズが続くとゾンビ化するとか設定の話をしてました笑

虚無の如き1日目

初日は大物狙いで以前オオニベを釣り上げたサーフへ。しかし、3人で投げ倒しましたが、全く反応なく…いくつかのサーフをランガンしましたが、やはり何もありませんでした。

希望から絶望の2日目

次の釣行も1日目と同様、色々なサーフを周りましたが魚からの反応を得ることはできず、今日もダメか終了か…と話しているとPmanさんのロッドに強烈なヒット…!
ぶち曲がるロッド、ジージーと音を立てるドラグ!
ついにオオニベか!と希望を胸にファイトを見守るがなにか変…
そして、上がってきたのはオオニベではなく…巨大なエイでした…

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話絶望を告げる茶色の平たいモンスター

報われた3日目

この日は朝まずめも釣行しました。あいにくの雨、そして風も強く海は荒れていました。【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話しかし、この状況下でPmanさんがソゲサイズですがヒラメをヒット!
小さな希望を見ることができました。【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話そして、本番のナイトサーフ。
しかし、当日様々な場所をランガンしますが、魚の反応を得ることができません。
今日も駄目なのか…嫌な考えが脳裏をよぎります…

移動は5か所目となり、体力的にも限界、ここがラストの戦場となりましたが、3人が投げ倒しても今日もバイトすらなく、最後に1人ラスト3投したら終了という流れに…

ハヤマさん管理人と投げ終え、Pmanさんのラストキャストをハヤマさんが撮影していましたが、待っているのも勿体ないので横の方でなんとなく一投しました。しかし、何気なく投げたこの一投にヒット!!上がってきたのは、60近いヒラスズキ!!!

こんな心震えることあるでしょうか?
大の大人3人が夜な夜なサーフに通い、1日目は何もなく、2日目は希望から絶望へ突き落され、最終日も駄目かとあきらめかけましたが、最後の最後に出た魚…
これは当然私だけの魚ではありません、3人で捻り出した最高の1匹でした!!【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話メガバス カゲロウ100Fとヒラスズキ

伝説の怪魚

先日のナイトサーフ生活、本命はオオニベでしたが最後の最後に出たヒラスズキは何事にも代えがたい価値ある一匹で、個人的にも忘れられない魚となり非常に満足した釣行となりました。以降はとりあえず、撮影の手伝いもなく通常の釣りに戻りました。

朝まずめイワシ接岸

とあるサーフで朝まずめにヒラメ狙いで釣行していると、沖からイワシの群れが突然接岸っ…!すると小型のヒラスズキが乱舞し始めました!
沖で2回掛けましたが、掛かりが甘くすぐばれてしまいました。

しかし、潮回りや地形、そしてベイトの接岸によりサーフの状況がかなり良いと判断し、ナイトサーフ釣行を決断
次の日は仕事でしたが、Pmanさんが経営するペンションThe Green Room INNに宿泊の予約をしナイトサーフに備えました。

ナイトサーフでヒラ連発

今回は釣り仲間のPmanさんとヒラスズキ狙いでナイトサーフに入りました。
潮は上げから下げのタイミングで潮が下がるにつれサラシが広がりはじめ、水深も1m以下でした。

その時のタックルセッティングは以下です。

【ロッド 】SHIMANO 15LUNAMIS S1006M
【リール 】SHIMANO 17TWINPOWER XD 4000XG
【ライン 】VARIVAS Avani Jigging 10×10 Max Power PE X8 #0.8 300m
下糸:DAIWA ASTRON ISO PROPACKⅡ#5(20lb)100m
【リーダー】VARIVAS Seabass Shock Leader Nylon 16LB.(約80cm)
【ルアー 】Megabass KAGELOU100F
【フック 】純正#5

【補足】
下糸+PE ⇒ SCノット、PE+リーダー ⇒ SCノット
リーダー+鉄腕スナップ#00 ⇒ イモムシノット

管理人がサーフヒラメ・ヒラ狙いの釣行で使用するタックルセッティングになります。
遠州サーフのヒラメ・ヒラ釣行において、フローティングミノー+10g前後のジグヘッド主体の釣りをしているので、波や風の影響を極力抑えるためにラインは8kgクラス(PE0.8号リーダー16LB)
そして昨年、管理人と釣り仲間(六畳のSUU氏)が謎の巨大魚に200mラインを全て出された経験から、サーフの釣りにおいては号数関係なくPEラインの長さは300m巻き。下巻きもしっかりしたもので磯用のナイロンラインを5号100m巻き全体で計400mスプールに巻いています。

ここで投げるはもちろん、Megabass KAGELOU100F。レンジは20~60cm。
個人的に遠州サーフの砂ヒラ攻略には絶対に欠かせない究極のシャローランナーミノーだと思っています。

このルアーを可能な限りゆっくりサラシの下を通していると、かなり手前、おそらく10m付近でバイト!!引き合わせ気味にフッキングすると強烈な首振りと突っ込みっ…!!
手元ドラグ設定1.5kgのまま、ロッドを立てごり巻きしながら自分も下がり、ようやくずり上がったのは…73cmのヒラスズキ…!!自己記録の更新サイズでした!!【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

この一匹で今日という1日が最高のものになりました!仕事の前日に泊まってまで釣りした甲斐があったというものです!!
そして、この直後、一緒に釣行していたPmanさんもKAGELOU100Fで60cm弱のヒラスズキをキャッチ!!
その後もあたりは止まらず、私もバイトをもらいますが乗らず…
しかし、このまま行けばもう一匹追加できそうと思っていたら、それは起きました…

モンスターがヒット

もともとやや荒れ気味の海況でしたが、潮がさらに下がりサラシも大きくなってきました。KAGELOU100Fを遠投し、波が崩れサラシができた海面の下をゆっくりゆらゆらと通していきます。

70~80m飛ばしたカゲロウが岸から10mくらいに差し掛かったころでしょうか…
ガツンと引き込むようなバイト…!待ち構えていたように引き合わせ気味にフルフッキングを叩き込んだ瞬間、先ほどの70オーバーとは比較にならないほどの大暴れ…!
ロッドが文字通りぶち曲がり、大きく振られ、直後その魚は沖に向かって爆走して行きます…
ロッドを立てリールを巻きますが全く寄ることはなく、手元ドラグ1.5kgの設定をものともせず沖に向かって走り、むなしくドラグ音が鳴り続けます。

最初は90オーバーのヒラスズキでもヒットしたのか?とPmanさんと話していたましたが、いくら何でも走り過ぎ…当然この走りは一月前に経験したあの魚を連想させました。
そのため、無理に寄せることはすぐに諦め、ドラグ設定はそのままでとにかく走らせ続けました。ようやく走りが収まってきた時にはラインが約150m出されていました。
(以前の記事でも書きましたが、オオニベのファーストランを無理に止めようとしてはいけません。ドラグを締め止めようものならラインブレイク、もしくはフックが曲がり終了します。)

ファイト中、ドラグ設定を迷いましたが、最初のファーストランの感じからこのまま1.5kgを保つことにおそらく、これ以上締めこむのは、不意の突っ込みにドラグが間に合わずラインブレイクの恐れもあり、逆に緩めるとドラグが滑りすぎて寄せられないと判断しました。

ロッドを脇にがっしりと挟み一定角度に保ちながら、ゆっくりと巻き続けます。
数m巻きますが、また走りラインを出されます。
これを何度か繰り返した頃には、ヒットから約10分経過経っていました。
(このタイミングで、釣行を共にしていたPmanさんがスマホで撮影を開始。)

前回釣り上げた103cmのオオニベは釣り上げるまで約10分掛かりましたが、この時点で今回の魚は全く終わる気配がありませんでした。自分の体力残量からもこのままでは持たない可能性も考え、ラインの巻取り方を綱引き戦法に変更しました。これは前々回の記事で紹介した動画でヒデはやしプロが行っていたものです(ヒデはやしVSオオニベ144cm in宮崎 ファイヤーチャレンジ Vol.2)。

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綱引き戦法で寄せては出されを何度か繰り返します。その間、激しい首振りや突っ込みが何度もあり焦りました。また、ファイト中に斜めにも走り、ヒット地点から左に約200m、次に右に200m移動させられました。

また、長いファイト中考えていた懸念事項が2つありました。
1つ目は、フックについて。ヒットさせたルアーのフックはMegabassの純正フックの細軸。(普段はオーナーの細軸もしくは太軸を使用していますが、Megabassの純正も十分強い印象なのでカゲロウに関しては最初から交換せず使用しています。)
ドラグ1.5kgで力を逃がしているとはいえ、初めてのこの長いファイト耐えられるのかずっと不安でした。実際ファイト中にフックがずれたような感じもしました。

2つ目は、オオニベでない別の魚の可能性
今回ヒットさせた場所はシャローエリアで水深1m以下。ヒットしたのも表層付近。
前回の記事で書きましたが、オオニベは割と深いエリアのボトム付近でヒットするものだと思っていたので、ファイト後半までエイやサメの可能性が頭の中に残っていました。

しかし、釣行中Pmanさんの励ましもあり、信じて戦い抜いた結果、遂にその姿を確認。
一番の難所でもある波打ち際、Pmanさんの見事なキャッチでスムーズにランディングするに至りました!【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

世界記録級の巨大オオニベ

死闘の果てに、サーフの怪魚をランディング…
体長148cm、重量26.5kg…本物の怪物でした。【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

口を確認すると、カゲロウ100Fは口内にすっぽりと入っており、
幸運にもフロントフックは下顎の歯肉に、リアフックは上顎の歯肉にしっかりと突き刺さっていました。フックを確認するとリア・フロントともに一部針は曲がっていました。
また、80cm程度のリーダーも運よく干渉を受けておらず、PEともにほとんどダメージを受けていませんでした。

ただ、今回使用したロッドのLUNAMISですが、この約2週間後、特にミスなかったのですが、真っ二つに折れてしまいました。想定以上の怪物に対して限界を超えて戦い抜いてくれました。

【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

また、IGFA(国際ゲームフィッシュ協会)が主催するラインクラス部門ショアオオニベにおいて、ラインクラス8kg(16LB)では、2008年宮崎県のサーフで釣れた27kg(参考全長148cm)が世界記録として認定されています。
残念ながら世界記録にはわずかに及びませんでしたが、生涯記憶に残る一匹には間違いなく、そして何より、遠州サーフにおいてこんな魚を釣りあげることができたのが嬉しく思います。

YouTube

サーフの夢を共に追い求めた釣り仲間のPmanさんと六畳一間の狼ハヤマさんが、今回の釣行を動画として残してくれました。もしよろしければご覧ください。

YouTube【Pman Channel -Sea Side Life-】
【伝説】世界記録級刮目セヨ。砂浜から伝説の巨大魚が釣れた。怪魚オオニベ。

YouTube【六畳一間の狼】
【サーフの怪物】全てはこの瞬間のために!!!伝説の怪魚を釣り上げた男の記録

まとめ~謝意~

今回このオオニベを釣り上げたのは、昨年(2020年)のことになります。
思えば、昨年は何度も素晴らしい体験をさせていただきました。
六畳一間の狼のSUUさんが掛けた謎の巨大魚やPmanさんのメーターオオニベキャッチ、釣りジャックイチロウさんのサーフ四魚種達成に立ち会うことができたり、私自身初のショアレッドやメーターオオニベ(103cm)を釣り上げることができたりと充実した釣りの年となりました。

初のメーターオオニベにキャッチに関しては、釣りたくて釣りたくて様々な情報を集め、道具を準備し、仕事後毎夜サーフに通い倒し、狙い釣り上げた思い出の一匹でした。

ただ、今考えてみると一番感情的になった釣果は他人の釣果なのではないかと思います。
六畳のSUUさんの謎の巨大魚が残念ながらばれてしまった時は痛いほどの悔しさを感じ、Pmanさんのメーターオオニベをキャッチした時は湧き上がるほどの興奮をし、イチロウさんの4魚種達成は、心の底から感動しました。

何年か前までの私はソロ釣行が基本で、ただ自分が魚を釣りたいとか食べたいとかそのような方向性で釣りをしていました(もちろんそれを否定するものでなく、それはそれで釣りの楽しみ方です)。
ただ、昨年は釣りジャック井熊プロやイチロウさん、Pmanさんなど、多くの素敵なアングラーの方に出会うことができ、一緒に釣りすることで、釣りの技術や精神性など多くのことを学ぶことができました。そして、自分が釣るのも嬉しいですが、仲間と共に一匹の魚を追い求め(誰がというわけでなく)釣れた魚はより嬉しいものだということを知りました。

今回の釣行において、印象的な一匹はナイトサーフ3日目に釣れた60弱のヒラスズキでした。毎夜毎夜、六畳一間の狼のハヤマさん、Pmanさんとサーフを彷徨い、最後の最後で釣れた一匹は心の底から嬉しいものでした。2人がいなければ絶対に釣れなかった最高の一匹であり、結果的に私にヒットしましたがこれは私の魚ではなく、3人の魚と言えます。

そして今回のオオニベについても、たまたま私にヒットし釣り上げることができましたが、みんなで雨の日も風の日も何度も何度もサーフに通い続けてきた結果であり、これまでの多くの素敵なアングラーの出会いや先人たちの知識、メーカーが培ってきた技術の結晶であるタックルなどなどここで書ききれないような多くのものが、この瞬間に繋げてくれました。この場を借りて謝意を示したいと思います。

六畳一間の狼さん、釣りジャックさん、Pmanさん、
これまで何度も釣行を共にしてくれてありがとうございました。また、加えて六畳のハヤマさん、Pmanさん、今回の釣行を動画に残してくれてありがとうございます。
記録としても思い出としても、素晴らしい映像を残してくれたこと本当に感謝です。そして、これまで出会った全てのアングラーの方にも深く感謝いたします。

ヒデはやしプロ始め、これまで多くのオオニベを釣り上げた先人の方々
皆様が残してくれた大いなる知識が役に立ちました。

今回使用したタックルのメーカーの皆様
サーフの怪物を掛け、無事釣り上げるに至りました。

今回釣り上げた巨大オオニベ
魚を釣り上げて初めて恐れというものを感じました。それは畏怖の感情であり、この怪物が生きてきた年月を感じました。
「オオニベはリリースが難しい魚、それは死ぬまで戦う魚だから」と言われているそうです。
釣りはあくまで漁や娯楽の一種ですが、これは人間側の都合。魚にとっては命懸けの戦いです。そのため釣り人はそれを認識した上で、その魚に真剣に向き合うことが大事なのではないかと思います。この魚にはそれを再認識させられました。
今回の死闘、このオオニベの命懸けの戦いに対し、真剣に勝負できたのではないかと思います。【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話

そして、この怪物を育む恐ろしくも美しい海 遠州灘・遠州サーフ
朝日に照らされた美しい姿を見せる一方で、時には風や雨で荒れ狂うなど色々な顔を持ち、我々に多くの恵みを与えてくれます。今回、一介の釣り人に過ぎない私にとてつもない夢と感動をもたらしてくれました。
そんな偉大な遠州灘・遠州サーフに最大の敬意と感謝を表します。(2021.03.19)【サーフの怪物】遠州サーフで世界記録級のオオニベが釣れた話
本記事は以上になります。
ご精読ありがとうございました。

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