以前の記事で、サーフにおけるヒラメ・マゴチのおすすめのワームとしてエコギア・バルトを紹介しましたが、その他にフィッシュアローのワーム・フラッシュJを多用しています。
今回、この記事ではフラッシュJについてやバルトとの使分け、使用方法等を紹介したいと思います。
Fish Arrow 『フラッシュJ』シリーズ
フラッシュJは、フィッシュアロー社が2009年にリリースした日本初のアルミホイル入りリアルベイトワームです。
フラッシュJのワームには2021年現在、ブラックバスからSW(ソルトウォーター)まで多種多様なシリーズが販売されています。基本的な小魚を模したワームやイカ、リアルな太刀魚型のワームなど、サイズも1インチ~11インチまであり、色々な釣りに対応できる人気ワームです。
ちなみに今回記事を書くにあたり知ったのですが、フィッシュアロー社は2020年で20周年を迎えています(20th ANNIVERSARYサイト)。
静岡県在住の私の周りの釣具店にはほぼ必ず置いてあり、手に入りやすいワームで遠州サーフのヒラメ・マゴチ釣りに使用しています。
フラッシュJシリーズは色々な種類がありますが、実際に使っているのはフラッシュJ『SW(ソルトウォーター)』シリーズの4inch.(=10.2cm)で、次項で具体的に紹介していきます。
フラッシュJ『SW』4インチ スペック
テール形状は4種類
Flash-J SW 4″
ワームボディから細長いテールが延びているピンテール形状。
水流によってテールは微振動し、魚からのバイトを誘います。シリーズの中では最もアピールは弱いですが、そのナチュラルさが強い時があり、次のシャッド系で反応しないような渋い状況で魚からの反応を貰えることも。
Flash-J Shad SW 4″
ボディから細長く伸びた先に小さいなシャッドがついているタイプ。
ワームを引くと細かくプルプルと動きます。シリーズの中で基本的に使用するワームです。
Flash-J Shad PLUS+ SW 4″
Flash-J Shadのシャッドテールが大きくなったバージョン。
より強い波動を生むことを可能にし、活性が高い状況では強い武器になります。
ただ販売されたばかりなのか、2021年4月現在、なかなか売ってない印象です。
Flash-J Split SW 4″
左右に分かれたスプリットテールタイプ。
さらに、他のタイプよりも細いモデルで、細身のシルエットとピロピロ動くテールが特徴のワームです。
ボディ外見
イワシを模しているのか、シルエットは細身で、眼からワーム表面の加工まで手が込んでいるワームです。また、あまり意識したことはないのですがフォーミュラー配合らしく匂いもあります。
そして、最大の特徴はボディ中心にアルミ箔が縦に設置されており、透明な腹部を通してキラキラと光を反射させるフラッシング効果を持っています。またそれだけではなく、ワームを動かすことでアルミ箔がパキパキ?と鳴るサウンド効果もあります。
硬度:ソフトマテリアル
柔らかすぎず硬すぎず、程良いソフト感です。魚からのバイトによって降り曲がり、口内に入りやすい印象で、個人的には使いやすい好みの硬度です。
比重
比重は水より小さくワーム単体では浮きます。
アクション
基本的に使用しているフラッシュJ Shad SWは、上記のように小さなシャッドが細かく動き、かつ一定のスピードになるとボディが少しロールします。
私が他によく使うワームであるエコギア・バルト3.5inch.と比較すると、バルトがビッグシャッドテールとハイピッチロールアクションという非常に強いアクションに対して、フラッシュJ Shadは落ち着いたアクションです。また、ワームボディ自体もバルトがボテッとした大きめの形状に対し、フラッシュJは細身のシルエットでコンパクトなワームです。
そのためワームの使い分けとしては、強いアクションであるバルトに対する反応が薄い、もしくは反応がない場合は、よりアクションが弱いフラッシュJシリーズを使用する流れが多いです。
個人的な感覚ですが、エコギア・バルトとフラッシュJ SWシリーズでアクション(波動)の強さ順に並べると、バルト > FJ Shad+ > FJ Shad > FJ Split > FJ(ピンテール)となっており、状況(や気分)に応じて使い分けてしています。
(ただ、FJ Shad+とFJ Splitはあまり釣具屋に置いてないので、実際のところはバルト・FJ Shad・FJ(ピンテール)を主に使用しています。)
カラー
カラーは種類によってあったりなかったりとですが、自分がよく使用しているのはホワイト・ピンク系(派手)やカタクチ・マイワシ系(地味)です。
ちなみにですが、フィッシュアローでは太刀魚向けにルミノーバ(長時間蓄光素材)タイプのワームも販売しています。
ワームセッティング
以前別の記事で紹介したジグヘッド+アシストシステムにフラッシュJをセッティングしています。↓
使い方
私が釣りをしている遠州サーフ(遠浅サーフ)におけるこのワームの使い方です。
大体以下の3つくらいの方法で攻めています。図の海中の動きは(正確かはわかりませんが)私が持っているイメージです。(バルトと一緒です。)
ただ巻き(+底取り)
①.ルアーをキャストし着水させます(着水後からカウント)。
②.着底を確認(何カウントで着底するかを確認)。
③.ヒラメ狙いの場合、ボトムから50cmくらい(のイメージ)のレンジを引くリトリーブスピードでルアーを引きます。(マゴチ狙いであれば、ボトムに付かないスレスレくらいのレンジを引いていきます。)
④.狙いのレンジを引けるよう一定の水の抵抗を感じつつある程度(5~20m)巻き、気になる場所(地形変化やかけ上がりなど)があれば、レンジ高確認の底取のためにも巻きを止めます(テンションフォール)。
⑤.着底を確認(何カウントで着底するか確認)。
その後はまた③~⑤の繰り返し。手前のかけ上がりまでしっかり攻め抜きます。
※レンジ取りですが、日によって変わる波や流れ、風の影響でいつも同じとは限らないので、⑤の着底確認などで調整してます。
あくまで私の場合ですが、とりあえず④⑤で1秒のフォール時間が取れるようなリトリーブスピードで50cmのレンジになることを仮定し、⑤のフォールカウントからリトリーブスピードを速めたり遅くしたりすることでレンジ調整をします。
※③~④のリトリーブ、つまりただ巻きの時に魚に違和感なくルアーを見せることが大事だと考えています。
※最初に攻める時は、10gのジグヘッドで始めます。
あるレンジ(例えば50cm)を10gのジグヘッドで引けるスピードがVだとすれば、そのレンジをV以下で引きたければ7g、V以上で引きたければ14gのジグヘッドと使い分けしています。
ストップ&ゴー
①~③.ただ巻きと共通
④.リトリーブの中で、巻きを止めます。そしてまた巻きます。
⑤.④を繰り返します。
※ストップの長さは一瞬だったり、1秒くらいなど様々です。
※ストップさせるタイミングは任意です。3秒に一回とかランダムだったり、怪しい地形の上など様々です。
※リトリーブをストップした瞬間喰いつくことが多いです。
トゥイッチ
①~③.ただ巻きと共通
④.リトリーブをしながら一度竿先を軽く『チョンッ』と動かします(トゥイッチ)。
⑤.④を繰り返します。
サーフフラット +α であの魚にも…
これまでフラッシュJを用いて遠州サーフで実釣してきましたが、サーフヒラメを問題なく釣ることができました。
もちろん、マゴチも。
ワームがコンパクトなので、口が小さめのヒラメ・マゴチも一口で喰いつきやすいのではないでしょうか。
また、記事のタイトルはサーフフラットにおすすめワームと書かせていただきましたが、それ以外にもサーフチヌもよくヒットしてくれました。
そしてさらに言うと、ヒラスズキには非常に相性の良いルアーです。
プラグに反応しない時や、波打ち際のサラシを攻める時に必ず使用しています。警戒心の高いヒラスズキですが、細身のシルエットと強すぎないテールのアクションが良いのか数多くのヒラスズキを釣らせてくれました。
実釣した記事
・フラッシュJ SWを使用したサーフ釣行の記事です。
まとめ
私が遠州サーフで多用するワームの一つ、フラッシュJ SWについて紹介させていただきました。サーフのフラットはもちろんですが、ヒラスズキが良く釣れたワームでした。
ヒラスズキに関してはシャッドテールにピンポイントに喰いついてくる時もあり、そのような砂ヒラのショートバイト対策をしたアシストシステムも今後作れないかと考えています。
記事は以上になります。
ご精読ありがとうございました。
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