私の住む静岡県のサーフ（静岡サーフ・遠州サーフなど）では春ヒラメの釣果がポツポツと出始めている今日この頃ですが、この時期は気候的に暖かく、サーフでの釣りが一番やりやすいシーズンではないかと思います。
しかし、6月に入れば気温も上がり、6月後半には通常装備での釣行は暑さにより支障が出てくる可能性があります。
この通常装備とは「ゲームベスト」や、遠州サーフといった遠浅サーフでは必須の「ウェーダー」ことを言いますが、このウェーダーについて夏のサーフで着用していると内部で熱がこもり、とても釣りどころではなくなります（場合によっては、熱中症の原因にもなる可能性があります）。
そのため、私は6月後半～9月後半くらいまで、晴れた日の釣行は、ウェーダーは使用せずサーフシューズを着用します。
この記事では、私が使用しているRBBのサーフシューズを紹介したいと思います。
サーフシューズとは
読んで字のごとく、サーフで履く用の靴ということなのですが、ネットのオンライン辞書でこの単語を検索すると出てきません。
しかし、同じような意味を持つ靴で「マリンシューズ」という辞書には記載があります。
マリンスポーツや磯遊びなどの際に、岩や貝殻などから足を保護するための靴。マリンブーツ。ウォーターシューズ。（引用：デジタル大辞泉 小学館、画像引用：Amazon）
水に濡れることを前提とした海や水辺などで着用する靴なのですが、そのような意味ではマリンシューズの一種です。
サーフシューズという単語が、一般にどのような意味として定義されているのか不明ですが、色々な釣りメーカーでこの単語をサーフでの釣り用の靴として使用しているので、このブログでもそのような意味として使用します。
RBBサーフシューズについて
RBB（RIVALLEY BURNING BLOOD）は、株式会社双進が展開している釣り具用品のブランド名の一つで、ウェーダーやゲームベストを始めレインウェアやポーチなどアングラーの釣行の助けとなるフィッシングギアを数多くラインナップしています。
また、個人的にはデザイン性も気に入っており、サーフフィッシングにおいていくつかのRBB製品を使用しています。
画像引用：RBBこのRBB製品の一つが「RBBサーフシューズ」です。
砂の侵入を防ぐ業界初にニット製法による広大なサーフゲームを攻略するサーフシューズ。抜群の水抜けとEVAミッドソールによるクッションにより砂浜での釣行が快適に。
より足首にフィットするようナイロンベルトを前作から継承
※製品の特性上完全に砂を防げません。微粒子の砂は侵入することがあります。
※サーフシューズは、盛夏の砂浜で履くことを想定した作りになっていますので、
裸足または普通のソックスを想定しての作りとなっております。
素材：
アッパー：ポリエステル
ソール：EVA+ラバー
大きさ：
S/24.5 M/25.5 L/26.5 LL/ 27.5 3L/28.5
(引用：RBBより)
履き心地
靴底はしっかりした作りで中敷きは程よくソフトなので、石がある砂浜やゴロタサーフでも歩きやすいです。靴紐があるため調節ができるのが嬉しいです。
水抜け
画像引用：RBB靴の甲側から入った水は靴底の穴からしっかりと抜けてくれるので、靴の中が水でちゃぽちゃぽすることはないです。
砂の侵入
靴内への砂の侵入を防ぐのに重要なのは、①地面と履き口が離れており、②履き口がしっかりしまっていることが重要だと思うのですが、このサーフシューズはその2点をしっかりおさえている製品だと思います。
①についてですが、通常のマリンシューズはこの点が満たされていないものがほとんどで、非常に砂が入りやすく一度入ったら砂が出ていかないですが、RBBサーフシューズは地面と履き口が離れているため履き口まで砂が到達しにくい構造です。
画像引用：RBB②についても、履き口がゴム製で伸縮性があり、かつナイロンベルト（バックル付）でしっかりと留めることで砂は入り込みません。
デザイン
釣り具メーカーからサーフシューズは販売されていますが、デザインも一番いいのではないかと思います。シマノのサーフシューズとかデザインが非常に悪いです。
使用方法
メーカーは、裸足もしくは普通のソックスを履いての使用法を推奨していますが、裸足はおすすめしません。靴内の縫製部分があたるのか踵部分や甲部分を痛めます。
そのため、通常の靴を履くイメージで、普通のソックスを履いての使用をおすすめします。
加えて私は夏の釣行でスポーツタイツも履くので、そのタイツで靴下・足首のナイロンベルトを上から覆ってしまえば、更に砂が入りにくくなります。
サーフシューズに併せて履くスポーツタイツについては下の記事で取り上げています。↓
気になった点・注意点
岩場やテトラは滑る
注意点として、あくまでこのシューズは砂場やゴロタくらいまでのサーフを想定されて作られているのでテトラや岩場での使用は滑るので避けるべきです。
留めにくい・脱ぎにくい
かなり細かい点ですが、砂侵入防止のナイロンベルト、これを留めるバックルに通すのが使い込んでくるとベルトがクタリはじめ入れるのが大変になってきます。もう少し先端を入れやすくする工夫をメーカーにはしてほしいところです。
あと、これは仕方ないかとは思いますが、水で濡れると張り付いて脱ぐのが大変です。
それで踵を踏んで無理やり脱いだのですが…（次へ続く）
破損
夏のワンシーズンをこの靴で釣りをしてきたのですが、ある日靴を脱ぐため踵を踏んで足を抜こうとしたら…靴底が剥がれてしまいました…
これで廃棄はさすがに勿体ないので、同じくRivalleyの強力接着剤で接着しました。見た目は少し悪いですが一応は問題なく使用できています。
今までRBBの製品をいろいろ使用はしてきましたが、全体の印象として耐久性が低い気がします。（ファスナーが駄目になったり、ポケットが壊れたり…）
次に気になっている部分は、ナイロンベルトを留めるバックル部分が壊れそうな感じがします。ここが壊れたら直せるのだろうか?
まとめ
この時期になると釣具屋の目立つ場所でマリンシューズ等を販売していますが、サーフフィッシングには全く向かないので、サーフシューズの購入をおすすめします。
今現在様々なメーカーがサーフシューズを販売していますが、機能性やデザイン等を考慮すると現時点ではRBBサーフシューズが一強なのではないかと思います。
別のメーカーでいいものがあれば使用していきたいのですが、今のところ見つからないので今年もこのシューズで夏のサーフを乗り切ろうと思っています。
この記事が皆様の快適な夏のサーフフィッシングの助けになれば幸いです。
ご精読ありがとうございました。
補足（簡易シャワー）
サーフシューズを使用するということは、必ず海水に触れるということです。
それはつまり、脚や身体に付いた海水や砂を落とす必要が出てくるのですが、私はいろはす２Lのペットボトルとダイソーのペットボトルジョウロを使用して身体を洗ったりしています。
ダイソーのペットボトルジョウロ
いろはす（2L）とジョウロちなみに、いろはすのペットボトルを使用する理由としては、ペットボトルを掴んでジョウロから水を押し出す際に普通のペットボトルでは硬くて水が出しにくいからです。
この簡易シャワーですが、もちろん身体用だけでなくルアーやロッドなどのタックルの洗浄にも使えるのでおススメです。
