久々のサーフ釣行記事になります。
今年の夏(7~8月)の遠州サーフは昨年と比べると、SNSでも目立った釣果はなく、連日天候不良や緊急事態宣言による公共の駐車場封鎖、多忙だったりと、サーフから足が遠のいていました。
しかし、最近はベイトが入ってきたなどの話も聞き、約1ヶ月ぶり?くらいにサーフへ釣行してきました。
その結果、シャローエリア帯で良さそうな地形を発見し、連日釣果を上げることができたのでその地形や海況、使用ルアーなどを紹介します。
サーフの状況
去年の夏は…
今の状況について書く前に、昨年の状況について記載しておきたいと思います。
昨年夏(6~9月)の遠州サーフの釣果に関しての個人的な印象になります。
昨年は6月から好調で、マゴチを始めヒラメやマダイも釣れました。マダイが釣れたように各所にイワシの群れが確認でき、地形が良いところでは魚からの反応を得ることができました。
7~8月は、砂ヒラ(サーフでのヒラスズキ釣り)ゲームに傾倒し、朝まずめの砂ヒラを求めてランガンしていましたが、ヒラスズキはもちろん、クロダイやヒラメ・良型マゴチなど真夏のサーフ釣行を楽しむことができました。
そして9月ですが、遠州サーフで私が釣行していた東部エリアでは、ピタッと魚が釣れず、沈黙の海と変わりました。
これはおそらく9月の海水温が年間でピークになった影響だと考えています。
安定して釣れ始めたのは海水温が下がって安定した10月中旬以降でした。
今年は…
ナイトでヒラスズキやクロダイは釣れましたが、フラットが振るわず…結局、天候不順や多忙のため、遠州サーフからは足が遠のいてしまいました。
SNSでも周りから聞く限りでも7~8月は目立った釣果は確認できず、9月の上旬からようやく釣果が目立ち始めるように(なった気がします)。
あくまで参考としてですが…
昨年と異なり今年は海水温のピークの月が異なっていました。
私が海水温を確認する時は、ネット上で公開されている「リアルタイム海洋情報収集解析システム」というサイトで確認するのですが、
2020年の海水温のピークは「9月上旬」(そして、釣れ始めたのは約1月後)。
2021年の海水温のピークは「8月上旬」(2020年同様、釣れ始めたのはこの約1月後)。
【地頭方(御前崎市)ブイ、日平均水温データより】
正しいのかわかりませんが、その年の海水温のピークの一月後くらいから釣れ始めるのかな?くらいの感覚を持っています。
『リアルタイム海洋情報収集解析システム』とは?
国立研究開発法人水産研究・教育機構が測定・管理を行う自動観測ブイによる沿岸漁業環境のリアルタイムモニタリングシステムです。
簡単に言うと、深度別に海水温をリアルタイムで測定していて、そのデータを観ることができる素晴らしいサイトです。
そのサイトでは、深度1m~12mまでの海水温について、年・月・日ごとや最高・平均・最低など様々な条件で細かくデータを閲覧することができます。
魚釣りにおいて、魚の環境を理解することは非常に重要です。
その内、海水温は大きな要因となります。
釣れる釣れない時期の予想など参考になるのでおすすめのサイトです。
というわけで、久しぶりにサーフに釣りへ行ってきました。
釣れそうな地形を求めて…
シャローエリアで発見した「ある地形」
その日は朝まずめに釣り仲間と共に、あるエリアに釣行。
潮汐は大潮で満潮6:00、日の出5:25、波風も弱く、くもりで過ごしやすいサーフでした。
釣果が出始めたということで、平日ですが少し前と比べてアングラーの方がちらほらといました。
やはり流れ込み周辺は人気エリアで入れそうもなく、また先日の雨のためかその周辺は濁りが入っていました。加えて流れ込み周辺、というよりそのサーフ全体は、満潮に近い時間帯においても以前よりも全体的にシャローな状態でした。
そこで、濁りが強い流れ込み周辺から離れる形でランガンをして、良さそうなポイントを探していきます。大分進んでいくと遠くからでもわかる、明らかに地形に変化がある場所を発見しました。
それは途中からひと際シャローで、沖から波が立ち、白波ができているような場所でした。
さらに近づくと、その手前はこのシャローなサーフの中では割と深度があり、沖からクリアな潮が入り込んでいました。
そこはちょうど濁った海水と綺麗な海水の境のような場所でした。
どんな地形か…
そのエリアの地形(前図の赤↑の所)はこのような感じ。
右側は先述したように、沖までシャローかつ、地形の関係のからか波が頻繁に立ち、それが崩れ白波が立っていました。
この日入ったサーフは全体的にシャローでしたが、約10mにある第一ブレイクから先は波の立ちあがりが少なく比較的深め(1m少しくらい)のようでした。
また、砂浜に高低差があり、左側の浜に上がった海水が低い所へ流れることで払い出しができているようでした。
「これは釣れそうっ!」
なんて釣り仲間と話していると第一ブレイクの先で、ベイトがヒラメに追われ跳ね始め、ヒラメも所々で水面から飛び出ていましたっ…!
連日ヒット!
タックルはいつものです。
【ロッド 】SHIMANO EXSENCE ∞ S1000M/RF
【リール 】SHIMANO 18STELLA 4000XG
【ライン 】VARIVAS Avani Jigging 10×10 Max Power PE X8 #0.8 300m
【リーダー】VARIVAS Seabass Shock Leader Nylon 16LB.
【補足】
PE+リーダー ⇒ SCノット
リーダー+LURE SNAP STRONG #0 ⇒ イモムシノット
DAY1
ヒラメが飛び跳ねている状況なので、その時に付いていたルアーをそのまま投げました。
それがコレ。
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サイレントアサシン99F。重量は14g、潜航深度はMAX80cmのフローティングミノーです。
サイズが99mmで、先程見たベイトサイズが10cmもないくらいでしたのでサイズ感は良さそうでしたが、反応はなく…投げてる間にボイルが一度治まってしまいました…
そのため、次は沖を探ろうと思い、このルアーを選択、
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フリッパーZ24は亜鉛素材で比重が軽く、浮き上がりやすいのでスローに引いてこれます。
春ヒラメシーズンでもヒラメを獲らせてくれたお気に入りのジグの一つです。
この時と同じように、着底後は、底から30cmくらいを引いてくるようなイメージで、ただ巻き(5mくらい巻いたら底取)で攻めていきます…が、これも反応なく…
何回か攻めてもダメだったので、ルアー回収のため早めに巻き、水面下20cmくらいのとこを通していたらパコッという感じで何かがヒット!
とても軽く「青物かな?」なんて油断して巻き続けていると、見えた姿はヒラメ!
ただ、波打ち際でバラシてしまいました…30cmくらいのヒラメでした…
また、フリッパーのアクションは、ワイドに左右にバッタンバッタンするので、今この状況のようにベイトが表層で追われてパニックになっているような動きに見えたのではないかと思います。
フリッパーZは、フローティングミノーで底を攻めきれない時に選択し、使い方としては着底後、Maxでも底から50cmくらいの所を引いてくる使い方しかしていませんでした。しかし、表層を引いてくる攻め方も良さそうで、特にこのようにベイトを追って活性が強い状況だと、ミノーやシンペン、ワームとは異なるアクションで魚からの反応を貰える可能性が増えそうです。
そして、まだまだヒラメの活性が高くベイトが追われヒラメが跳ねている状況が続いていました。直後、釣り仲間が同じくフリッパーZでヒラメをキャッチ!
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全サイズが40cm弱でしたが、私のバラしたヒラメを含め最低でも5匹のヒラメがこのフィールドにいたことになります。
やはり、いい地形の場所にはベイトが溜まり、そしてフィッシュイーターも集まります。
今回はヒラメをバラした上に、隣で4枚も釣られてしまったこともあり(ギギギ)、次の日も同じ場所へ釣行してきました。
DAY2
連続2日目の朝、日の出前の薄暗い時間にサーフへ入りました。
潮汐は中潮で満潮6:40、日の出は5:25。天候は、昨日と打って変わって雨がぱらついていました。
早速昨日と同じ場所へ入ります。着いたのは5:15くらい。
その時点では、特に昨日のようにベイトやヒラメが跳ねている様子は窺えませんでした。
最初に選択したのはこのルアー、
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デュエルのHARDCOREシリーズの一つ『ミッドダイバー95F』、リップレスミノーでレンジは40~80cm。今回どんなルアーかの確認も含め初投入です。
最初の数投は一番怪しい正面の第一ブレイクを避けて左側へ投げ込んでみます。
フローティングルアーの中でもよく飛ぶ印象で、巻き感もブリブリとウォブが利いています。また、リップレスミノーの割りには形状が良いのか水噛みが良さそうです。
そして、肝心の怪しい第一ブレイク上を通るようにキャストし、ルアーのブリブリをギリギリ感じるくらいのスピードで巻いていると第一ブレイクを越えてサラシのようになっているところでいきなりヒット!
ただ、すぐにばれてしまいました…まさか、そこでいきなりヒットするとは…
引っ張った感じは重量は軽かったですが、引きは強かったです。
ここはなんとか気を取り直し、別のルアーにチェンジして仕切り直すことに。
次のルアーはコレ。
(2024/11/21 12:23:13時点 楽天市場調べ-詳細)
シマノサイレントアサシン129F。AR-Cシステムにより平均飛距離70mをたたき出す不朽の名作です。ウォブが抑えめで綺麗にローリングアクションしてくれます。
これまでいろんな魚を引き出してくれたルアーですが、最近ご無沙汰だったので久しぶりに使用しました。
やっぱりよく飛びます。第一ブレイクを越して約60m地点くらいまで飛んだでしょうか。
竿をあおってルアーを急潜航させてからゆっくり巻いていきます。
すると、第一ブレイクに至るまでにルアーに違和感が…
フワッとたるんだり、泳ぎがぶれたり、コツンとしたバイトもあります。
これはさっきバラした魚の正体がわかった気がします…
そして、サイレントアサシン129Fで攻め続けていくと遂にヒット!
2日連続バラシているので、ドラグも緩め、足を使って魚に追従するように慎重にファイトします。魚はやはりそんなに大きくありません。しかしその割に引きはとても良いです。
ようやく上がってきたのは(やはり)黒鯛(クロダイ)!サーフチヌでした!
昨日のあのベイト量だったので、チヌも群れで入ったようです。
この群れのサイズは小さいようで平均30cm前後でしょうか。
ただ、このサイズでも引きは良いです。また、このクロダイに関してはリアフックにガッツリ喰いついており、フックが折りたたまれるように潰されていました。
この後、ヒットは続かず、時間になってしまったので撤退することに…
そして、この場所を離れる時にヒラメが跳ねていました…!
三日目に突入します
続きは下の記事から↓
使用したヒットルアー
DUO フリッパーZ24
(2024/11/21 12:21:54時点 楽天市場調べ-詳細)
全長 | 68mm |
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重量 | 24g |
レンジ | Free |
アクション | ワイドローリングバタバタアクション? |
指定フックサイズ | フロント#7・リア#6 |
エコギア バルト 3.5インチ
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DUEL ハードコア ミッドダイバー95F
(2024/11/21 12:23:12時点 楽天市場調べ-詳細)
全長 | 95mm |
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重量 | 14g |
レンジ | 40~80cm |
アクション | ウォブンロール |
指定フックサイズ | #4×3 |
SHIMANO サイレントアサシン129F
(2024/11/21 12:23:13時点 楽天市場調べ-詳細)
全長 | 129mm |
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重量 | 22g |
レンジ | 50~80cm |
アクション | ウォブンロール |
指定フックサイズ | #5×3 |