渋々の遠州サーフ、どこのエリアも地形は微妙…これは無理かと思いましたが、偶然にも抜群の地形を持つサーフを発見。かなりうねりが入り、荒れた海況でしたが釣行すると連日ヒラメがヒット!しかも、寒平目と言うに相応しいブリブリの個体でした!
地形と海況
色々なエリアを回っている中見つけたサーフでしたが、深く掘れた所や沖の瀬があるなど地形の変化がしっかりしていて釣れる雰囲気が漂っていました。また、200m沖では盛んに海鳥が飛び回っており、ベイトの存在を確認することができました。
ただ、当時は横風でうねりも入り波足も長い状況…はたして…
連日ブリブリのヒラメキャッチ!
1日目 荒波でも使えるimaのルアー
このサーフを発見後すぐに釣りを開始。
海に近づくと、波打ち際が微かにモヤッとしており生命感を感じました。マイクロベイトがいるようで、特にこの時期は河口や漁港に稚鮎が溜まるシーズンのため、マイクロベイトは稚鮎(もしくはハク)と考えられました。
最初はいつものようにサスケ120烈波、スカ―ナッシュ120F等のリップレスミノーを投げていましたが、横風や表層のうねり、横に強く流れる潮の影響でいつものように安定して泳がせることが難しい状況でした。
このような時に管理人がよく使用するのがこのルアー、imaのリップレスミノー サスケ剛力130。サスケシリーズの中でも先端の形状が大きく、荒れた海面でもしっかり水を噛み、レンジも80~120cmと深く潜らせることができます。着水後すぐに糸ふけを取り、ロッドを下に一発しゃくって急速潜航させ、ルアーを水に噛またらゆっくり海中を流します。横風やうねりの中でもルアーの動きが破綻せず浮き上がることなく泳がせることができます。
この日の潮の流れは左から右で、左の抉れた地形に潮が当たり岸に沿うように強い流れが発生していました。左から右へ攻めていくと、手前のかけ上がりでガツンとしたバイト!フッキングするとかなりの重量感で大暴れ…その時、海面に一瞬浮き上がったのはヒラメ!それもいいサイズでした!
ロッドのパワーで一瞬岸にずり上げますが、波足に攫われていきます。ロッドの曲げを一定にしながら、引き波に合わせ足を使って海に突っ込むように動き、押し波で足とロッドのパワーで一気に引きずり出しました。
上がってきたのは58cm、2.5kgのブリブリに肥えたヒラメ!まさに寒平目でした!また、このヒラメ、ランディング直後に大量のベイトを吐き出しました。
それは、予想していた稚鮎ではなくなんとシラスベイトでした。さらに、胃袋を確認すると奥には、イワシも入っていました。
沖のイワシを捕食した後、岸近くに溜まったシラスを荒喰いしていたようです。
2日目 よく飛びよく潜るSHIMANOの名作ルアー
1日目のベイトや地形などエリアの状況から、当分は良さそうだということで連日釣行。
しかし、沖の低気圧の影響で初日よりもうねりが強く雨も降っていました。
使用したルアーですが、1日目の釣行で水深がかなりあったことを確認したので1m以上潜るルアーを他にも用意していました。
そのルアーは、SHIMANO サイレントアサシン120F。
サイレントアサシンシリーズは99Fや129Fなど、レンジ~80cmなど遠浅サーフにおいて中層くらいを引けるルアーは使用していましたが、この120Fのレンジは30~100cmとさらに一段深く泳がせることができます。
そして、他のサイレントアサシンよりもロングリップの寄与により水噛みが非常によく、即潜航しうねりのある中浮き上がることなく安定して泳いでくれます。このように荒れたサーフだったので釣り人は少なく、先日釣れた地点からルアーの飛距離を活かし広範囲を探っていきます。風とうなりは先日以上なので、ラインメンディングをしっかりと行い、ロールアクションを感じながらルアーを低速で引いていくと、再び手前のかけ上がりでヒット!
先日と同様、いいサイズのヒラメ!55cm、1.9kgでした!!ちなみに捕食しているベイトですが、この個体に関しては胃の中は空っぽで特定できませんでした。ただ、釣行中もルアーにシラスが引っかかったため、先日と同様にシラスベイト狙いで岸近くにいたヒラメだとは考えられます。
使用したフローティングミノーのスペック
今回釣行で使用したフローティングミノーのスペックをまとめました。
ima サスケ130剛力
全長 | 130mm |
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重量 | 25g |
レンジ | 80~120cm |
アクション | ウォブンロール |
指定フックサイズ | #2×2 |
サスケ烈波に対しさらに下のレンジを攻めることができ、大きなリップが荒れた海でもしっかり水を噛みレンジキープ・アクションをしてくれます。
また、大型フック搭載可能ですが、管理人はヒラメの口に入りやすいようあえてフックサイズは#4に下げて使用しています。
管理人が荒れた海でよく使用するフローティングミノーですが、低速でも割とブリブリ動きます。また、今持っているルアーは中古で購入したのでカラー名がわかりませんが、クリア系のカラーでした。今回ヒラメの捕食ベイトはシラスだったので、もしかしたらこのクリアカラーもいい影響を及ぼしたかもしれません。
SHIMANO サイレントアサシン120F
全長 | 120mm |
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重量 | 19g |
レンジ | 30~100cm |
アクション | 低速:タイトローリング 中・高速:ワイドウォブンロール |
指定フックサイズ | #4×2 |
水中映像を見るとワイドなウォブンロールですが、低速だとコンパクトでしっかりとしたロールアクション、カラーの明滅が際立ちます。
飛距離もさすがのサイレントアサシン。フローティングミノーではトップクラスの飛距離です。そして、129Fよりもロングなリップ形状により水噛みが非常に良く、うねりでも即潜航し引き抵抗も心地良いです。
前記のサスケ剛力130に対して、重量は小さくよく飛び、スローリトリーブでタイトなローリングということで使い分けができそうです。また、普段使いでも扱いやすいルアーなので、深いレンジを攻める場合非常におすすめのルアーです。
まとめ
渋い遠州サーフで非常に良い個体のヒラメを連日釣り上げることができました。
それは抜群に良い地形を見つけることができたのが大きな要因なのですが、低気圧の影響でかなりうねりが入っていました。しかし、今回荒波に強いルアーを泳がせることで魚からの反応を得ることができ、このシーズンでもサーフヒラメを楽しむことができました。
風やうねりが入ると釣りはしにくくなりますが、魚にとっては多少の風やうねりは全く問題なく、むしろ活性が上がるように思います(釣り人も減りますし…)。釣りがしやすい状況だけでなく、このような状況に釣行することで、もしかしたらいい思いができるかもしれません。
記事は以上になります。
ご精読ありがとうございました。