先月末のサーフ釣行記事になります。
9月は4つの台風の発生がありましたが、その影響か遠州サーフの広い範囲で濁りが発生していたのではないのかと思います。
ただ、以前の記事↓に書いたように、濁りが発生していても場所によっては綺麗な潮が入り込み、そこにベイトが溜まりヒラメ・クロダイからの反応を得ることができました。
また、今回の釣行はある理由からBlueBlue(ブルーブルー)のルアーで釣ることを目標にしていました。
結果的に無事、BlueBlueの新製品『メタルシャルダス』で複数のヒラメをキャッチすることができたのたで、その時の状況やヒットアクションなどについて記事にしました。
BlueBlue創立10周年記念MV
BlueBlueとは
BlueBlue(ブルーブルー)はプロアングラー村岡昌憲氏が2011年に立ち上げたルアーブランド。
現在ジグからミノー、ワームまで、これまでにないような独創的かつ実釣性能が高いルアーを展開しており、ブローウィンシリーズを始め爆発的な人気を誇っています。
ただ私は存在は知ってはいたのですが、BlueBlueのルアーを使用したのは今年からでした。しかし、使用当初からヒラメ・青物を始め、70オーバーのショアレッド(真鯛、マダイ)など素晴らしい魚に出合わせてくれました。
現在は私のルアーボックスには欠かせないルアーになっています。
創立10周年記念MV素材募集
BlueBlueは2021年9月で創立10周年となりました。(おめでとうございます)
これまでBlueBlueではブランド戦略として数々のフィッシングMV(ミュージックビデオ)を制作しているのですが、今回の創立10周年記念のMVを制作することになり、その動画素材を一般のアングラーから募集することになりました。
非常に面白い企画であり、名高いルアーメーカーの記念MVに採用されたら自分自身にとっても記念となります。最近は天候や地形に恵まれない遠州サーフですが、ブルーブルーのルアーでヒラメを狙うことに…
※現在は募集を終了しています(2021年9月30日まで)。
※ちなみに「釣れたら笑顔でガッツポーズ」は、発売当時からルアーパッケージ側面に記載されている言葉です。
所有しているルアー
現在でもBlueBlueのルアーは入手が難しいですが、コツコツと集めていました。今回の釣行ではBlueBlue縛りでこれら戦力をもって臨もうとしたのですが、最近の遠州サーフでは濁りにハクなどの小型ベイトが入っていることもあり、小さいサイズのルアーが欲しいと思っていました。
そう思っていると、たまたま9月にBlueBlueの新製品『メタルシャルダス』のライトソルトモデルなるものが発売されていました!
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これまでメタルシャルダス45gという製品が発売されていましたが、そのダウンサイズモデルとのことです。
8g、15g、25g、35gが新たに販売されましたが、購入したのは『15g』。
メタルシャルダスはブレードルアーとなりますが、ボディが小さく後方重心でブレード系ルアーでもよく飛んでくれます。
ちなみに私はこれまでいくつかブレードミノーやブレードジグ、スピンテールジグなどブレード系を使用したことがありますが…苦手な分野です。★★
正直言うとそんなに釣れたことがない、スピンテールジグ系は浮き上がり・フォールスピードが遠浅サーフには合わないと思うし、ブレードジグ系はブレードが動き、ボディも動くでガチャガチャして個人的に好きではないのですが…
しかし、このメタルシャルダスは後述しますがそのようなブレード系ルアーとは異なるものです。
海況と地形
9月後半の遠州サーフですが、台風の影響で濁りが続いています。
また、地形もパッとせず、以前良かったエリアも台風のうねりで壊れていました。
また、よく見ると海の地形変化は大きくないようですが潮目がはっきり発生していたり、右サイドでは沖から潮の流入が確認できました。流れは全体的に左から右で所々で沖への流れもあります。
メタルシャルダスで連続ヒット!!
タックルはいつもの。
【ロッド 】SHIMANO EXSENCE ∞ S1000M/RF
【リール 】SHIMANO 18STELLA 4000XG
【ライン 】VARIVAS Avani Jigging 10×10 Max Power PE X8 #0.8 300m
【リーダー】VARIVAS Seabass Shock Leader Nylon 16LB.
【補足】
PE+リーダー ⇒ SCノット
リーダー+LURE SNAP STRONG #0 ⇒ イモムシノット
マイクロベイトということで、早速ルアーをメタルシャルダス15gにチェンジ。
マイクロベイトにメッキ乱舞
メッキナブラは至る所で起こっていましたが、手前にあったのが沖で起きていたりとナブラの移動が早かったです。
巻いて直ぐに感じたのですが引き抵抗が非常にしっかりしています。そしてボディは一般的なブレードジグとは異なり動いていないです。ルアーの膨れたお腹の部分が水を噛むことで引き抵抗を生んでいるようです。そのため、余計なボディのウォブがなく、ブレードだけが動いてくれています。
「これは嬉しい、こんなブレード系ルアーを探してた」
…そんなことを考えながら遠くのナブラより先に投げ、メッキ狙いで表層をゆっくり一定に巻いているとヒット!
上がってきたのは狙い通りメッキでした!
遂にヒラメがヒット!
メッキナブラが続きますが、同行した方が小さいジグでソゲサイズのヒラメをヒット!
メッキナブラの下では小さなヒラメもマイクロベイトを追いかけているようです。
メタルシャルダスは、先述したように巻き抵抗がかなりしっかりしています(人によっては強すぎ?と思うかもしれません)。
ただ、この巻き抵抗を一定に感じながらゆっくりと巻いていれば、レンジを一定に十分にブレードがアピールしてくれる…そんなことを期待しながら巻いていると、かけ上がりの手前でヒット!
そして、上がってきたのは…
…ヒラメ!! サイズは小さいですがこの時期には嬉しい魚です!!
メッキに襲われ、表層で逃げ場がないマイクロベイトが底近くで泳いでいるように見えたのでしょうか。かけ上がりまで追いかけてきてバイトしてきたのではないかと思います。
いいサイズのヒラメばらし直後…
メタルシャルダスのただ巻きで、無事ヒラメをヒットさせることができました!
ちょうど、サーフに海水が溜まったライブウェルで応募用の動画を撮ることもできて満足ですが、引き続きヒラメを狙っていきます。
先程のヒラメはただ巻きでしたが、今度は巻き上げ+テンションフォールを試してみます。
ロッドは30度くらいで固定、着底させてから上に泳いでくるように早めに巻いてストップし、テンションフォールさせます。
メタルシャルダスの腹部がフラットに近い船底のような形状なことと、下腹部が膨らんでいることも良いのか、水を噛みゆっくりとそのままの姿勢でフォールしていってくれるようです。
これは、一般のスピンテールジグと比べてゆっくり、そして、ブレードジグと比べて綺麗にフォールするのでエビることが少ないと思います。
この方法でメタルシャルダスを巻いてくると、今回もかけ上がり手前付近でヒット!
フッキングが甘かったです…
悔しさに身をにじませながら同じ付近を通すように直ぐにキャスト。
そこまで遠くには投げず、再び同じコースを巻いてくると、なんと連続ヒット!!
今度はしっかりとフッキング!!!
上がってきたのは…ヒラメ!この時期では大きい45cmでした!!
バラシ直後に再度ヒット…
別のヒラメだったのか、もしくは同じヒラメがバイトしたのかは不明ですが、2回ともフォールから着底、巻き上げた直後にバイトしてきました。
使用したルアー(メタルシャルダス)について
全長 | 50mm(ボディ) |
---|---|
重量 | 15g |
レンジ | Free |
アクション | ブレード(#2ウィロー) |
指定フックサイズ | フロント#8・リア#8 |
以前に販売されたメタルシャルダス45gのダウンサイズモデル。
サイズ展開は8g、15g、25g、35g。
今回購入したものは15gなのですが、私がフィールドとする遠州サーフのエリアではおそらくこのサイズがベストだと思います。
特徴・ファーストインプレッション
メタルシャルダスはコンパクトなボディと後方重心設計によりブレードルアーに関わらずよく飛びます(勿論、キャストを気を付けないと回転してしまい距離が落ちてしまうこともあります)。
今回使用したのは15gですが、いつも使用しているシーバスロッドとも合っておりコンパクトに投げるだけでも十分に飛んでくれます。
この記事の釣行のように遠くのメッキナブラにしっかり届き、魚を引き出してくれました。
ただ、メッキのサイズ・フックサイズ的には8gでも良いかもしれません。
飛距離も良いのですが私がこのメタルシャルダス(15g)の素晴らしいと思うところは、他に沢山あります。それは
・引き抵抗
・ボディは不動(ブレードのみ)
・立ち上がりの良さ
・レンジキープ力
・テンションフォール
だと考えています。
メタルシャルダスのボディの腹部を見ると、船底のように中心に盛り上がっており、下腹部も大きくなっています。
メタルシャルダス15gを一番初めに引いてみて驚いたのが、その引き抵抗です。
15gという重量に関わらず、引き抵抗がかなりしっかりしています(※人によっては強すぎると感じるかもしれません)。
これは”おそらく”この下腹部に水が噛んでくれる効果ではないかと思います。
この効果により、この軽さに関わらずサーフという流れが複雑な海中でもルアーの存在をしっかり感じることができます。
メーカーHPを確認すると、やはり8~15gは引き抵抗が強いよう設計されているそうです。25~35gは逆に軽い巻き心地にセッティングされているとのことです。
また、メタルシャルダスはボディは動かず、ブレードのみが動きます。
私はこれまでブレード系ジグというのは好きではありませんでした。
というのも多くのブレード系ジグは縦型でボディ・ブレードも動くという、そのガチャガチャ感が好きではありませんでした。
しかしメタルシャルダスに関しては、ボディは『泰然自若』。回転するなど泳ぎがぶれないのは勿論、余計な動きはせず安定して泳ぎ、アングラーに己の存在を伝えてくれます。
加えて、エビるなどのトラブルも減る効果があると思います。
次に、立ち上がりの良さ。
初め使った時は引き抵抗があるので立ち上がりがどのような感じか掴めませんでしたが、慣れてくるとわかるのは着底から動き出しは、底をズルことなく浮かび上がってくれます。
例えば、従来のスピンテール系ジグは遠浅サーフでは立ち上がりが悪いので不向きだと思っているのですが、メタルシャルダスに関してはアイの位置やその形状により浮かび出しがスムーズです。
そして、立ち上がりに続いてレンジキープ力。
立ち上がりやすいということは、浮き上がり過ぎてしまうという印象を与えてしまったかもしれません。しかし、そんなことはなく、このボディ形状の寄与により(引き抵抗を一定に感じて巻けば)一定のレンジをキープしてくれていると思います。
ヒラメ釣り、特に遠州サーフといった遠浅サーフにおいて、一定のレンジを引いて魚を誘うことが重要になると思いますが、ジグ系にもかかわらずゆっくりとレンジを泳いでくれるのでサーフ攻略の強いアイテムの一つになると感じました。
最後に言及したいのは、フォールについてです。
メーカーでも『投げて巻くだけ!』とのことで、実際それで最初にヒラメが釣れました。
折角なのでフォールについても確認すると、やはりこれもボディの形状(腹部形状)が良いのか、テンションフォールでゆっくり・そしておそらくボディは余計な動きはせずそのまま落ちていっているのではないかと思います。
2匹目・3匹目は、2匹とも「巻き上げ+テンションフォール」で落としたら連続でバイトしてくれました。
一般のスピンテールジグと比べてゆっくりフォールし、ブレードジグと比べて綺麗にフォールするのでエビることが少ないとも思います。
メタルシャルダスは、その形状が素晴らしくその寄与により
「良く飛んで、立ち上がりも良く、動かないボディ・しっかりとした引き抵抗によりルアーの存在を把握でき、レンジキープして、ブレードでハイアピール、加えてフォールも良い、遠距離・近距離関わらず使える凄いルアー」だと思います。
特に、今回のようにベイトがマイクロベイトであれば、なおのこと強いと思います。
使い方
まだまだ使用回数が少ないため、使い方はまだまだ模索中ですが今回のヒットパターンのような使い方で良いと思います。
1つ目は、『ただ巻き(+底取)』
引き抵抗を感じ、レンジをキープを意識して、ゆっくり引いてくればそれだけで十分です。
また、定期的にテンションフォールで底取することでレンジの確認をするとより良いと思います。
2つ目は、『巻き上げ+テンションフォール』
着底後、ロッド角度は30度くらいのまま、上へ浮かび上がるくらい早く巻き上げ(2~3回転くらい)、テンションフォールです。今回の釣行では、この方法で2回連続ヒットしてくれました。
まとめ
BlueBlue創立10周年記念MVの動画撮影という理由からBlueBlue縛りでの今回の釣行、9月の厳しい遠州サーフの中、新発売された『メタルシャルダス』ライトソルトモデルでメッキ含むヒラメを複数キャッチできました。
MVに採用されるかは別として、この時期にヒラメが出たことは嬉しい限りです。
そして、今までブレードルアーはいまいち好きにはなれなかったのですが、このメタルシャルダスは別物。
遠州サーフといった遠浅サーフにおけるヒラメ攻略の強力なルアーの一つとなると思います。今後も積極的に使用していきたいと思います。
この記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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BlueBlueルアー関連記事
採用結果…
先日(2022.2.4)、BlueBlueのYouTubeチャンネルが更新され、完成した「創立10周年記念MV」が放映されました。
結果は…
不採用!
また、10年後…